東大 国家公務員1種 突破 脳に効く! 絶対合格できる勉強法
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吉田 たかよし
講談社
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今日の1冊は、医学博士の吉田たかよしさんの『東大 国家公務員1種 突破 脳に効く! 絶対合格できる勉強法』です。
吉田たかよしさんは、東京大学工学部卒、国家公務員1種試験をなぜか2回合格、そこからなぜかNHKアナウンサーを経て、東京大学医学博士、加藤紘一公設第一秘書と、何の脈絡もない経歴ながら、もの凄い"過剰さ"を感じます。
本書は、医学と脳科学の見地から、「記憶力」「集中力」「モチベーション術」「睡眠法」の4つの切り口で著者の勉強メソッドを説いています。
勉強法としてはオーソドックなものですが、各項目の診断シートに記入することで、自分の勉強力を自己診断ができるのが特徴です。特に個人の5つの集中力のタイプ別に管理方法を示しているあたりは参考になります。
また、「ストレス・コーピング」を基にした「受験コーピング」について公開しています。コーピングとは,「対処法」「適切に対処する」という意味で、コーピング力を高めるためのノウハウは参考になるのではないでしょうか。
他にもコラムでは、医学的に脳力を高める実践的なテクニックが紹介されていて、興味深いです。
受験生はもちろん、日中の作業効率を上げたいビジネスパーソンにもオススメの1冊です。
【Joy's MEMO】
・映像化は、「意味記憶」を「エピソード記憶」に近い形に変えるので、記憶に残りやすい。
・5分に1回くらいの頻度で「集中しよう!」という意志を持つこと。
・自分の集中力が続く時間をひとつの「集中ブロック」に区切り、それを何度も繰り返すほうが、ずっと勉強がはかどります。
・「とても集中できた」と思ったら、そのときの感覚をしっかりと脳裏に焼きつけておく。
・ストレスを受けると、血液中のコルチゾールというホルモンの濃度が高くなり、海馬にある神経細胞がダメージを受けるので記憶能力が落ちてしまう。
・受験の直前期の「なにがなんでも合格してやる」と強く念じることは、こうした不安が暴走しストレス反応を助長することにつながる。
・「なにがなんでも自分の実力を発揮してやる」と念じるように指導しています。実力を発揮することなら、自分だけの力で実現できます。つまり、自己裁量度が100%なのです。
・肩こりに対していちばんして欲しくないのは、もむことです。
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